豚の味噌焼き 相性6点 / スペインのカベルネ・ソーヴィニョン 「カリウ(1+1=3)」
安くて美味しい好み吉岡4 寺井4
カリウ 2009
【ぶどう品種】カベルネ・ソーヴィニヨン(1981年に植樹されたペネデス最古のカベルネ)55%、テンプラニーリョ(樹齢35年以上)45%
【産地】スペイン・ペネデスDO
【ソムリエ寺井のテイスティング】
まずは黒いグラスでブラインドテイスティング。色合いは不明でスタート。
香りは、プルーンやブルーベリージャムなど、紫色の果実の煮詰めた香り。南の産地のワインだと思います。アルコールを少し感じるのは南の産地か、グルナッシュのように糖度の高いぶどうだからか?フレッシュ感はあるものの、粗くはなく、飲み頃の予感がします。
テイスティング時の温度は24℃くらい。この温度では、酸やタンニンはあまり感じないですね。紫の果実味は完熟感があり、やはりアルコール感があるものの、粗くはありません。また、想像以上にきれいな味わいなので、醸造もクリーンで近代的な作り手ではないでしょうか。もう少し冷やしたほうが私の好みっぽいですが、この温度でも美味しいです。
で、予想は、南仏のグルナッシュ2009年。
正解は>スペインはペネデスのカベルネ・ソーヴィニョンとテンプラニーリョのブレンド・・・こりゃ、当てられません(汗)。ただ、2日目に冷やしてみると、酸とタンニンを感じます。それでも多分、メルロと答えるでしょう。
このワイン、すべて手摘みで収穫し、ぶどうを厳しく選別。除梗100%。コールド・マセレーション。ステンレスタンクで発酵だそうで、このあたりからクリーンな味わいが生まれるのだと思います。
【提供方法 by シニアソムリエ寺井】
私の好みでは、中ぶり〜大ぶりの(ボルドー)グラスに15℃くらいで。でも、しっかりめの赤が好きな方も多いですし、中ぶりグラスに20℃強ってのも良いと思います。
【安くて美味しいワイン保存4日目】
ソムリエ吉岡
まだ、変わらず美味しいです。酸味が調度良いです。
ソムリエ寺井
レストラン勤務中

豚の味噌焼き
【つまみ担当 吉岡】
豚肉に醤油、田舎味噌、小麦粉を混ぜて焼きました。
【マリアージュ】(普通と思ったら5点が基準)
6点 (寺井 −点/10点 吉岡 6点/10点)

思ったより味噌との相性の良さを感じません。味噌って、白味噌には白ワイン、赤味噌には赤ワインが合うのかな〜。じゃー併せ味噌にはロゼ?かなー‥ 田舎味噌は?‥ と思いながら食べてました。

レストラン勤務中
【ワイナリー:「1+1=3」】
カヴァ最高品質のぶどうを栽培してきたピニョル家とペネデスのトップワイナリー、「カン・ラフォルス・デルス・カウス」のエステーベ家が、2000年、共同でこのワイナリー「1+1=3」を設立しました。
栽培・醸造をトップレベルで一貫させた相乗効果として誕生した、従来のものとは次元が異なるカヴァ。これぞ「1+1=3」
【赤ワイン】
その「1+1=3」が造る赤ワイン「カリウ」。
カベルネ・ソーヴィニヨン(1981年に植樹されたペネデス最古のカベルネ)55%、テンプラニーリョ(樹齢35年以上)45%。スペインのこの価格帯のワインでは珍しく、すべて手摘みで収穫し、ぶどうを厳しく選別。除梗100%。コールド・マセレーション。ステンレスタンクで発酵後、2回使用のフレンチオークで4ヶ月間熟成。地域最高レベルのぶどうと、地域最高レベルの醸造が一体となった、まさしく「1+1=3」の完成度。上品で飲みやすく、それでいてたっぷりとしたフルーツのうまみを味わえます。「Caliu」はカタルーニャ語で「静かな良い環境」の意味です。
(輸入元情報)
「栽培に、秘訣とかノウハウとかはありません。すべてを完璧にやるだけ」。「この世のものではないような、言葉では表現できないような”幻想的な”カヴァを造りたい」
(生産者談:ジョセップ・ピニョル)


- 2012.10.12 Friday
- 吉岡4 寺井4
- 14:17
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- by ソムリエ吉岡@北九州